コレクタ、エミッタ、ベース接地回路について[電子回路]

電子回路

こんにちは、ぽたです。電子回路での接地回路っていっぱいあって分かりにくかったので少しまとめてみました。

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名前と接地の考え方について

とりあえず、エミッタ接地回路を例にして考えてみましょう。

エミッタ接地はその名の通りエミッタを接地している回路になります。

エミッタ接地回路

エミッタ接地回路の図です。左の波平を上から見たような図は入力電圧で、上向きにかかっています。これが接地されている場所、つまり低電位の場所はどこかというと、

この赤丸の部分になりますね。エミッタ電流が流れ出る部分が抵抗や入力電圧を挟まずに接地の部分になっています。これがエミッタ接地回路といわれる所以です。

次はベース接地回路ですね。

黄色の部分、ベースは電圧源や抵抗などとつながっていないですよね。よってこの回路はベース接地回路だとわかります。

最後にコレクタ接地回路です。

コレクタ電流だけが入力電圧や抵抗とつながっていません。したがってこの図はコレクタ接地回路だということがわかります。イメージはこのような感じです。途中に入ってる電圧源に関しては短絡と考えてみてもわかりやすいのではないかなと感じます。

結論として、ベース、エミッタ、コレクタ電流が交わる場所に抵抗や入力電圧が挟まっていない場合、それが接地されていると考えます。

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3つの接地の特徴

次に特徴について話していきたいと思います。下図が利得、インピーダンスをまとめた表となっています。詳しくはまた別の記事で行おうと思います。

電圧利得というのは、出力電圧を入力電圧で割ったもの、

電流利得は、出力電流を入力電流で割ったものとなっています。

インピーダンスは電圧を電流を割ったものです。

\エミッタベースコレクタ
電圧利得約1
電流利得約1
電力利得エミッタより小エミッタより小
入力インピーダンス
出力インピーダンス
接地回路

これからわかることとしては、

エミッタ接地回路が増幅するという面においては扱いやすい。

ベース接地回路は電流利得とコレクタ設置回路の電圧利得はほぼ1

エミッタ接地回路を基準に考えると、利得がわかってさえいればインピーダンスの大小は考えることができる。

などですかね。

今回は3つの接地回路の見分け方と比較をしてみました!今回図を作るために使用させてもらったのが、

Flowchart Maker & Online Diagram Software
draw.io is free online diagram software for making flowcharts, process diagrams, org charts, UML, ER and network diagrams

です!サイトのままでも全然使えるのでお勧めです!今度使い方の記事も書きます。(いつになることやら・・・)

それではまた。ぽたでした。

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