こんにちは、ぽたです。今回は待ちに待った閃光のハサウェイを見てきたので感想を綴ります!!ちなみに僕は原作を読んでおらず、どんなガンダムが出てくるのかとかも一切調べずに行きました。
※ネタバレが出てくると思います。気を付けてお読みください。
↑ぜひ見てみてください!ガンダム友達増やしたいです(笑)
閃光のハサウェイとは
閃光のハサウェイとは初代ガンダムの正当な続編です。初代ガンダムはあの最後にビームを空に撃っているシーンが有名ですよね。それの待ちに待った続編です。初代ガンダムは1988年に映画が公開されていますので、33年ぶりの続編とみることもできます。原作自体はだいぶ前、1990年ぐらいに出ているので、初代ガンダム世代は歓喜ではないでしょうか。
主人公はハサウェイ・ノアで、ブライト・ノアの息子です。このハサウェイ・ノアを基軸として物語が進んでいきます。
感想
映像について
まず、映像についての感想を書こうと思います。なぜ一番最初にこれを持ってきたかというと、とりあえず言いたかったんです。
ガンダムってカッケー――!!
って。ロボットってだけで男子は興奮するのにそれが飛んだりビーム撃ったりするんですよ?かっこよすぎませんか?
まじめな話に戻りますと、3DCGの迫力やアニメーションの映像表現をフルに使っていて、初代ガンダムのじっくりというか、どっしりというか、が再現されています。最近のガンダムの中でかなり現実に近いリアリティーあふれる描写でした。僕は現実感あふれる描写が大好きなので普通に神でした。今回はサイコフレーム(ガンダムユニコーンで出てきます)などの人知を超えたようなものはあまり出てこず、近い将来本当に起こると思わせてくれるような映画でした。
また、今回は空中戦や市街地戦などはほとんど夜に行われていました。背景が黒なので、市街地の明かりやビームライフルなどがすごい映像映えするんですよね。他にもガンダムから出るジェット噴射だったり、炎だったり、光るものがすごく強調されている風に感じました。それだから余計に映像がきれいなようにおもえたのかもしれません。いつでも工場夜景を見ているような、そんな気分でした。この下の画像とかとてもきれいですよね。
ただ、夜の戦闘シーンでも少しだけ残念なことがあって、今回出てくるガンダムが、「クスィーガンダム」と、「ペーネロペー」なのですが、その両者の戦闘シーンが見ずらかったことです。アクションシーンはほんとの本当に迫力はあったのですが、画面が暗く、どっちがどっちのガンダムだ?ってなってしまったことがありました。
しかし、それも逆に見終わってから演出なのかなと感じました。普通ガンダムっているのは、ドーンって出撃するイメージだと思うのですが、今回のハサウェイがのる機体、クスィーガンダムは違いました。最初は全く映さず、手だけだったり、顔だけだったりを映していました。そうすることによって、まだのガンダムは全貌を明かしていないよ、能力を隠しているよ、ということを示唆しているのではないかと考えました。基本的にガンダムでしたら全体をなめるようにというか見せてくれると思うのですが今回は違いましたのでこのような考察を挟んでみました。
今回のヒロイン、ギギ・アンダルシアもすごい僕の好みの見た目をしていました(聞いてない)。何かしら引き寄せるものがありますね。
映像に関してはこんな感じですかね。
音について
音がですね、すごいんですよ。僕は音響について全く知らないし詳しくもないんですが、凄く臨場感を感じました。
例えば、ガンダムが着陸する音。これはPVのところでも出ていたシーンなのですが、音がでかいのなんの。それがほんとにそこにいるように思わせてくれるし、何といっても興奮します。それがたまらないです。
特に一番かっこよかった音は、ペーネロペーが飛んでいる音ですね!!なんとも言えないキーンという音なのですが、その音が高速に飛んでるから出る音のようにも聞こえるし、ジェット機のジェット噴射のような音にも聞こえるし、心をくすぐられました。もう一回聞きに行きたいレベルです。
声優さんに関しても、凄かったです。ケネス大佐という人が出てくるのですが、その人の声のセクシーさといったら・・・(男です)。やっぱり声優さんはすごいなと感心しました。
また、今回のエンディングの曲は、Alexandrosの「閃光」でした。昔からAlexandrosの曲は好きで、ライブとかも見に行ったことのあるレベルなのですが、映画館で鳥肌が立ちました。公開される前からPVにも使われているし、公式のYouTubeにもあげられています。それなので映画を見る前に何十回も聞いていったのですが、やばかったです。歌詞に関してもすごい考えられているな、と映画を見た後に感じました。歌詞を抜粋しますが、
「I’m scared to death and it’s so cold all the time
当たり散らし乱れた
認めたくない過去思い出して」
「Take the sword and get prepared for the fight
気づけばいつのまにか
新しい世界に染まりだしていく
Teach me how to fly
これ以上泣かないで
羽ばたけるように」
今回の内容はまたあとで話しますが、ハサウェイ・ノアは、マフティー・ナビーユ・エリンを名乗り、反連邦組織マフティーが地球連邦政府に対して仕掛ける。そしてハサウェイは様々な出会いによって変化していくというのが大まかなストーリーです。
ここで歌詞を見てみましょう。最初に抜粋した部分では、歌詞の主人公はいつもdeathやcoldにおびえています。しかし次に抜粋した歌詞のあとの部分を見てみましょう。
主人公は剣を手にして戦う準備をしていますね。また、これ以上は泣かないようにと自分に語り掛けているようにも見えます。これは閃光の歌詞の主人公をハサウェイだととらえると、臆病な昔の自分から、戦わなくてはいけない自分に代わる決意をしているように見えますね。
長々と語ってしまいましたが、歌も、歌詞も最高なんです。ぜひ、みて、聞いてみてください。下のは英語バージョンなんですがアニメ映像と一緒なので!!
この辺で音に関しては終わります。
内容に関して
最後に内容に関して語りたいなと思います。
話の全貌は原作を読んでいないのでわからないですが、閃光のハサウェイの映画は三部作ということで、今回はガンダムのお披露目会と世界観を見せるということに重きを置いていたのかなと思いました。
閃光のハサウェイは先ほども少し話したように初代ガンダム、アムロ・レイとシャア・アズナブルの最終決戦から12年後の世界です。(宇宙世紀0105年) ハサウェイ・ノアは、地球連邦政府が行っている人狩りに対して反旗を翻します。人狩りとは強制的に民間人を宇宙に連行するものです。そしてハサウェイ・ノアは「マフティー・ナビーユ・エリン」と名乗り、反連邦組織として戦います。そして人との出会いで大きく変化するハサウェイ・ノアを書いた物語です。
一部作の最初は、世界観を見せるのに重きを置いていました。一番最初に、マフティーと名乗る組織に襲われたりだとか、宇宙と地球に両方ともに住んでいる世界だと言っていたりだとか。また、マフティーがどのような人をなぜ襲っているか、ということも明らかになります。そこではまだハサウェイはどこか踏み切れていないようでした。
そして中盤に僕のかっこよく、映像美がすごいと思っている市街戦闘があります。ここではモビルスーツが戦闘しているのですが、そちらの方に焦点を当てるわけではなく、あくまで市街地の方に視点を向けています。これは普通とは少し異なっていると思っています。普段だったらかっこいいモビルスーツの戦闘を映すじゃないですか。なのにもかかわらず、市街地の方に目を向けていました。壊れるビル、崩れていく道路、倒れる人、このような光景にいつしか、戦うことが本当に正義なのか、ということが頭から離れなくなっていきます。
主人公は反乱軍のハサウェイなのに、反乱することで町が壊れ、人が死ぬ。このような状況から、僕は主人公側を応援するのか、地球連邦政府側を応援すればいいのかわからなくなりました。それはハサウェイが街を散策しているときにもありました。町の人のためにおもってマフティーを名乗っているのに、そこで生活している人たちは、迷惑にしか思っていない様子。「明後日のことで精いっぱいさ」(こんな感じのセリフがありました)みたいなセリフからもハサウェイは本当に反乱を進めていいのか迷っている様子でした。
普通のバトルアニメではスカッとした気持ちになるのですが、この映画はすごくもやもやした気持ちになります。このようにどっちつかずな、不安な感じを醸し出しています。僕はこのような考えさせられる映画は大好きです。このようにハサウェイはずっと戦っていいのか迷いながら反乱するんだろうなと考えると、わくわくではないですがこの先の展開がたまらなく待ち遠しくなります。
最後はガンダムVSガンダム、クスィーガンダムとペーネロペーの戦いです。ここでガンダム2機のお披露目という感じでした。結果としてはハサウェイがのっているクスィーガンダム(反乱軍側)が勝利して終わりといった感じです。ここでもマフティーは情けをかけます。撃墜したのにも関わらずペーネロペーは破壊せず、パイロットも殺していませんでした。ここで僕は、顔見知りの人は守りたくなるというようなハサウェイのお人好しの一面も感じました。この一面がどのように影響を与えていくかが見ものです。
今回の重要人物として、ケネス大佐、ギギ・アンダルシア、などがあげられます。この二人とハサウェイは話の途中で仲良くなりました。ケネス大佐はハサウェイの敵側の人間で、ギギアンダルシアはどちらともいえないような形でした。
ハサウェイの敵にも情けをかけてしまう、お人好しの一面が、どのように敵側であるケネス大佐、どちらかわからないギギ・アンダルシア、にかかわってくるのかが非常に楽しみな感じで映画は終わりました。
映画は95分あったらしいのですが体感50分ぐらいしかありませんでした。それぐらい物語に引き込まれていたみたいです。
ペーネロペーの背中です。今回のガンダムは少し特徴的な形をしていますよね。とにかく体がでかいです。圧倒的な力というものを感じますよね。
最後に
長々と閃光のハサウェイのお話をしてきましたが、ステマでもなんでもなくただただ感動して話したかっただけでした。今後の展開も気になるところですが、2部作目の公開はいつになるのでしょうか・・・。ほんとにおもしろかったのでぜひ見てくださいね!ロボットって聞いて少し熱くなる人は見れる素質あると思います!
帰るときは夜だったのですが、ふと空を見上げると、ガンダムが飛んでいそうな、それぐらいリアルな映画でした。
映画の最初の15分間は公開されているのでぜひ見てみてください!
勉強に関係ない話を長々とみていただきありがとうございました!早くガンプラ出してくれないですかねえ・・・・・
それではまた。ぽたでした。
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