こんにちは、ぽたです。今回は面白いお話を見つけたのでそれについて簡単にまとめてみようと思います。
カクテルパーティー効果とは
カクテルパーティー効果とは、多くの人がワイワイガヤガヤやっているところ、つまりパーティーでも、ある決めた相手の人と会話することができることを指します。(カクテルはどこ行ったんだろ)
これを提唱したのが、イギリスのコリン・チェリーという方です。
カクテルパーティー効果(wikipedia)の話はもう少し詳しく書いてあります。
カクテルパーティー効果を聞くと、確かに、と思いませんか?私たちは複雑な情報の取捨選択を常時行っているのです。
両耳分離聴法を使い確かめた
この、コリン・チェリーはこれを、両耳分離聴法という実験方法を用いて確立しました。この手法は、ヘッドフォンの左右の耳に対して別の音声を流します。そのどちらかに流れている声を真似して声に出してもらう、といった手法です。
これを行うと、声に出した方の内容は覚えているのに、もう片方に流れていた内容は全く覚えていない、といった結果が得られます。
これがパーティー会場でも起きているんではないかと考えられています。これのちゃんとした理由に関しては解明されていません。でも大体は分かっているみたいです。それではなんで?を解明してみましょう。
ワーキングメモリが大切
先ほどの話で、とりあえず聖徳太子が10人の話を同時に聞けた、というのが真っ赤な嘘ということがわかってしまったかと思います。2人も厳しいらしいです。
それではなぜ片方の人を無視してしまう、みたいな形になっているのかをわかる範囲で説明していきます。
まずは見出しのワーキングメモリってなんぞやっていう話なのですが、ワーキングメモリとは、タスクを行うための脳の容量のことです。
例として挙げると、例えば神経衰弱をしているときのことを考えます。その時は一時的にカードを覚えていますが、このゲームが終わった時はすぐに忘れてしまいますよね?
この一時的に記憶している機能をつかさどっているのがワーキングメモリというものです。
これがあるために、二つのことを同時に行うことというのは人には難しいとされています。
このワーキングメモリには個人差があり、余計なことを無視することにも使われています。なので余計なことがありすぎるとあることに集中ができなくなるということも実体験があるのではないでしょうか。
集中すると、音が、、、
勉強とかで集中すると、音楽聞いていても聞こえないみたいなのに陥ったことがあるのではないでしょうか。集中するということはワーキングメモリを集中先にすべて向けている状態です。
つまり、流れている音楽に脳のワーキングメモリを割く余裕がなく、聞こえなくなってしまった、ととらえることができます。逆にワーキングメモリを余計な部分に使わないために脳が受け取らないようにしていた、のかもしれません。
要は集中すると、集中先以外の関係ない情報を排除する様になります。普段はこのように集中しているのですね。僕も勉強になりました。
最後に
理由を最後まで聞いてみると、脳のワーキングメモリが死ぬほど大きければ、10人の話というのは同時に聞ける可能性はあるなと感じました。
また、自然などを見たりすると集中力が回復したり、10分ほどの瞑想なども効果があるそうです。ぜひ試してみてください。
それではまた、ぽたでした。
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