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三相交流の不平衡回路について理解しよう③[電気回路]

こんにちは、三相交流を理解しようパート3です。ぽたです。

パート2では頭がこんがらがるような部分を理解しようとしました。

最終回になるかもしれませんですが、不平衡回路を完全に理解してくれることを目指します。

それではれっつごー!!

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不平衡回路とは

不平衡回路とは、平衡回路ではない回路!

平衡回路とは、今までのインピーダンスがすべて同じ大きさのものです。つまり不平衡回路とは以下のような図の回路になります。つまり、流れる電流が線ごとに変わってきます。

ちなみに伝送することにおいて、平衡回路の方がノイズ耐性が強いです。つまり三相交流においては、不平衡回路は問題でしか出てこないです。

それでは具体的に考えていきましょう。

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不平衡回路の考え方

まず、考えなくてはいけないのが、3つほどあります。

①3相とも同じ電流ではないということ

電源側と負荷側の中性点(三角の中心)の電位差が0ではないということ。(Y型)

キルヒホッフの法則に則り、線電流をすべて足すとゼロとなること

以上です。これを踏まえたうえで、Y型、Δ型について考えていきましょう。

不平衡回路(Y型結線)

このような図を考えてみましょう。(抵抗の値が小さい方が計算が楽なので、、、、)

①は頭の中に刻んでおいて、②から考えていきましょう。

中性点間には電圧がある

先ほども述べました通り、中性点oとo’には電圧が存在します。それを考慮したうえで、キルヒホッフの第一法則を考えると下図の様になります。

線電流(Y型のため=相電流)は右下の様になっています。

これを同様に考えると、

こうなりますよね。カラフル見にくいですね逆に。

次に③を使って中性点電圧を求めていきましょう。

キルヒホッフの第一法則を用いる

キルヒホッフを用いて計算していきましょう。下の様に中性点電圧が求まります。ちなみにαはベクトルパラメータっていうらしいっす。

以上から、中性点電圧が求まりましたので、相電流を求めることができます。代入して求めてください。

計算結果とベクトル図はこのような形になります。検算してIa+Ib+Icを計算してもちゃんと0になることがわかります。

こんなつぶれている形してるんですね。

不平衡回路(Δ型結線)

このような図を考えてみましょう。

Δ型は中性点がないため、考え方が非常に楽です。線電流を求めてみましょう。

各相電流を求める

Δ型結線ではいきなり相電流が求まります。なぜなら相電圧は各負荷にかかっているからです。

上図の様に相電流が求まります。同様に相電流を求めると、

以上から線電流を求めることができます。

線電流を求める

あとは引き算して求めましょう。

このようになります。Yに比べたら簡単です。

ベクトル図を書くとこんなに簡単そうに見えるのに、なんでこんなに答えの数列は難しく見えるんでしょうか。信じられません。

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最後に

今回は不平衡回路を見てきました。第1回、第2回と勉強してきたあなたなら余裕ですね。ただ、触れたことのなかった問題なだけです。

もちろん、電力消費求めろとか言われることありますが、ただ、電圧と電流を掛算するだけです。ちゃんと相電流×相電圧を3回やれば間違えることはありません。

見ていない方は前のやつも見ていってください。理解深まると思いますので!それではまた!

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