こんにちは、ぽたです。今回は研究の予習ということで学んだことを自分なりにまとめていこうと思います。間違っているところももしかしたらあるかもしれません。ただ、わかりやすく、イメージ重視で説明していきたいと思います。よかったら見ていってください!
近接効果とは
近接効果とは、と一概にいっても、調べているうちに様々な分野で近接効果と名前がついているものがあるということがわかりました。一緒の名前がついていて紛らわしいのでそれについて簡単にまずは種類を説明します。
①マイクの近接効果
②導線の近接効果
③超伝導の近接効果
の3つほど検索に引っかかりました。(ほかにもたぶんあると思います。)
ちなみに僕が研究するのは超伝導の近接効果なので、それを重点的に解説します。他のも勉強してきたので見ていってください。それではいきましょう。
①マイクの近接効果
マイクの近接効果とは、簡単に言うと、マイクを音源に近づけるほど、低音域が強調される現象のことです。また、この現象は単一指向性マイクで起こります。
これはどちらかの方向の音しか拾わないマイクのことです。音楽のレコードシーンとか見たことありますかね?こっちからしか受け付けないよ、みたいな形をしてますよね。それです。カラオケのマイクも実はこちらに入ります。
マイクはほかにも無指向性マイクなどがあります。これはその名の通りどの方向からも音を収音できるというものです。
こんなのです。確かに全方向からおんなじ感じで収音できそうです。
原理
原理としては、指向性マイクというのは、裏面からくる音と表面からくる音の振動の受け方というのを調節して、物理的に前方の音をとらえる指向性を持たせています。
これは例として、ペンシル型のマイクに見られるスリットだったりとか、金属製のプレートに穴が開いていたりだとかします。このような仕掛けで表裏の音響調節をしています。
しかし音源が、ダイヤフラム(マイクの膜の部分)に近づくことで、表裏の調節のバランスが崩れ、一定の距離まで近づくと低音の部分の振動がマイクの膜に現れます。
これがマイクの近接効果の原理になります。
②導線の近接効果
導線の近接効果とは、導線が2本近くにある場合、両方の導線が発生させる磁場によって、電流密度に村ができ、抵抗が上がってしまう現象です。
原理
青い丸を導線として、電流は奥から手前に向かってきている形です。
電流で生まれる磁場は、右ねじの法則を考えると反時計回りの黄色の→になります。(なんでこんな顔見たいなんだろう)
右側の導線を拡大してみましょう。そうするとフレミング左手の法則より、右側にローレンツ力が働きます。よって導線の左側よりも右側に電流が寄ることがわかるかと思います。
電流は手前に向かってきていますので、電子の動きは奥に向かっていっています。
ただ、普通に2本同じ方向に電流を流すことはよくありますよね。それの解決策として、巻き線にして近接効果を解決することができます。基本的にノイズを嫌う機械などは巻き線にしてあることが多いです。(別の理由もあります)
③超伝導の近接効果
やっと本題です。ただ、長すぎるのと、わかっていないことが多すぎるので、また別に上げたいと思います。今回は簡単に説明していきたいと思います。(僕も勉強始めたてなのであまり理解が・・・)
超伝導の近接効果というのは、超伝導金属と常伝導金属が接していると、超伝導のクーパー対の電子が常伝導金属中にしみだす、というものです。リークするとも言います。
リークする距離というのが、0.1μmぐらいの長さなので、観察できる大きさです。つまり、0.1μmごとに超伝導と常伝導の層を重ねると、全体が超伝導になることが期待できます。
このように低温でも超伝導を示さない物質が超伝導と隣接させることによって、超伝導となる、これが面白い点です。
なぜ起きるかというのはまた後日よろしくお願いします。勉強してきます。(解明されていない可能性あり)
最後に
簡単にでしたが、色々な近接効果についてまとめてみました。僕は最後の超伝導の近接効果を利用して研究をする予定なので、それについて理解が深まったらまた投稿しようと思います。
それではまた、ぽたでした。